ボディピアストラブルシューティング

トラブルが起きてしまった場合は『トラブルの原因を探す事』と『トラブルの状況に合わせたケア』の、
二つの要素が大切にまります。
トラブルの原因を排除しないとケアを行っても治癒しない場合が多いです。
その後のケアに関しても、通常のケアでは刺激が強かったり等、不適切な場合があるので治癒の妨げになる可能性もあります。
不安な状況や、ダメージが見受けられた場合はできるだけ早めに施術者に相談して適切なアドバイスを受けてください。

外部からの強いダメージが加えられた場合以外は、トラブルの原因となるダメージの痕跡はとても小さく日常の観察と管理が大切です。
その小さな痕跡を早めに対処することで、手に負えない状況になる前の予防に努めてください。
以下に主なトラブルの原因となりうる事柄等を記載してありますので、参考にしてください。

①ピアスホール付近が全体的に赤く腫れあがる場合
こういった症状は主に「圧迫」が考えられます。睡眠時に下にして寝る事や、帽子等のかぶりものによる負荷が考えられます。
引っ掛けてしまった場合もこのような状態になるケースもあります。
対策としては圧迫を避けること、腫れによる皮膚の劣化(薄い皮がめくれる、内部に分泌液が溜まるなどで皮膚が薄く感じられる)が見受けられる場合は、
ケアの刺激を減らすことや、劣化部の皮膚をケアしてやる等が有効な場合があります。
圧迫の症例は初期では発見しずらいのですが、長く続けてしまうと落ち着くまでに長い期間を要します。

②ピアスのホールの周囲の皮膚が裂けている、一方向に薄くなっている場合
引っ掛け、ホールの向き以外へのジュエリーへの負荷(圧迫)等が考えられます。
部位によっては排除(ピアスが体外へ押し出される事)を引き起こす原因の一つです。
裂傷が酷い場合は分泌液の増加も併発している場合が多いのでその点も注意してください。
一方向に痕がついている場合、そちら側にジュエリーが移動してしまう場合があります。
この場合は負荷の少ないジュエリーに変更する等で対策する事が必要な時もあります。
ジュエリーは体にとって異物であるので、弱い方へと少しずつ動いていくのは自然なこととも言えます。
また、セルフ等の適切ではない環境、技術での施術では、引っ掛け等の外部からの負荷でなくとも
施術時のホールが一定ではない為こういったケースに陥る可能性が高いです。

③ジュエリーにそって皮膚がめくれ上がるようになっている、小さく腫れている
分泌液を起因とするトラブルの特徴の一つです。
ピアスは完治するまで分泌液を排出し続けます。これらは流れるだけでなく、ホール入り口を中心に凝固していく特性があります。
これらを無理に剥がしてしまう事でトラブルが起きます。
指などで軽く擦って除去をしてしまうと、ピアス自体、体からすれば小さな部位ですので、負担をあまり感じませんが、ホールには大きな負荷となります。
内部の組織とその分泌液が癒着しているため、再生してきている細胞も同時に剥がれてしまいます。
それにより皮膚がめくれ上がるようになってしまう現象が起きます。
めくれあがった部位は、表皮ではなく内部組織に近いのでとても刺激に弱い状態となってしまいます。
ケアの刺激を減らすこと、適切な方法での残留した分泌液の除去等が必要になります。
また、圧迫によるずれやジュエリーを動かす事で、ジュエリー本体に付着した分泌液がホール内部を傷つける事もあります。
その場合は小さな刺すような痛みがある場合が主です。
傷ついた内部では、外部に排出されず、ホール内部に分泌液を貯めてしまう場合があります。
この状態がはじまると認識できない状態でダメージが溜まるので危険性が高いです。

④ホール自体は問題ないが周囲の皮膚が荒れている場合
この場合は体質等もありますが、ケアの刺激が強い可能性があります。
ケアの温度や濃度を落とすことで調整して改善する場合もあります。ピアスホール周囲の皮膚のトラブルで一番多く見られるのが薄皮がめくれて行く事です。
そのめくれた薄皮がホールを汚してしまうこともありますので注意してください。
多くの場合はピアスと、荒れてしまった皮膚のケアを別として考えて対策をしていきます。
ケアの刺激が強すぎる事だけでなく、体調不良、寒暖等の気候の変化があります。
そのような原因で、今までは全く荒れずにケアをできていたのに、ある日から荒れだした等も起きる可能性はあります。
例えば日焼けした肌と、していない肌では同じ人でも耐えうる刺激のレベルが違うというような感じです。
ケアで使用している薬用石鹸やホットソークは、治癒を促すと同時に、強すぎるとダメージを与えてしまいます。


Nazional TATTOO&PIERCING STUDIO